大学生の日記です。平凡な内容で幅広く書いていきます。ブロトモとアドバイスは随時募集中。

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別府悠斗

Author:別府悠斗
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丸2年間の就職活動を経験。
既卒ながらも正規採用でなく、インターン生としてwabデザイナーを担当しつつ、勉強中(超文系人間)

夢はでっかく、心理学で世界の謎を解き明かす!
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 後ろから女の子に声をかけられた。
気配を感じなかったので慌てて振り帰る。
「あ……、あ…………」
またしても声が出ない。それほどに、それほどに綺麗な女の子だった。
肩にかかるセミロングの髪が、微風にやさしく揺れていた。

「うん? どうかしましたか?」
俺がぼーっと彼女を見ていると彼女は首をかしげた。
俺は顔をそらしながら、少し自棄になりながらこう言った。
「いや、あなたがきれい過ぎて、見惚れていました」
あーあ、言っちまったよ。
「まぁ!」
彼女は驚いたように口元に手をあてる。
「ふふ、お世辞と冗談が上手ですね」
彼女はお世辞だと思ってくれたようで少し助かった。
ここで彼女が姫森高校の制服を来ていることに初めて気付く。
……どうかしてるな、俺。ああ、冷静でいられない。
これから作戦だというのに、そんな観察力でどうするつもりだ。

「その制服、姫森の二年生の制服ですよね」
姫森はネクタイの色で学年わけをしている。赤色は二年生だ。
「よくご存知ですね。もしかしてあなたも姫森の生徒ですか?」
「ええ、明日からその予定です」
「明日?」
「転校生なんですよ。明日、二年に入る予定で、この町には今日来たばかりなんですよ」
へぇー、と彼女がより俺を覗き込んでくる。
同じクラスになれるといいですね、と聞かれそうなるとうれしいです、と答えておく。
「この町は好きになれそうですか?」
飛び切りの笑顔で言った。顔があまりにも近かったので思わず少し身を引いた。そしてとんでくる質問がいかにも彼女らしい、と思った。
「ええ、もう好きですよ」
また、町の絶景を眺めながら言った。
「ふふ、ありがとうございます」
その後、しばらく二人で、無言で、景色を見ていた。

夕日が傾き始めたころ、彼女が「ではそろそろ帰りますね」といって帰った。
俺は、「う~ん。もう少し見ていこうかな」と言って残った。俺は、軽くあいさつし、手を振った。


彼女の姿が完全に視界から消えたとき、静かに下を向いた。
本当は景色が見たかったわけじゃない。ここに残りたかったわけじゃない。
動けなかった。
足が震えている。
体の震えがとまらない。

自分では克服したつもりでいた。
まさかこんな事で自分の感情が制御できなくなるほどの“傷”だったとは。

「う、……うっ……う」
不意に、切なくなって、堪え切れずに涙が溢れ出す。

俺はその涙を止めようと、しばらく夕焼けの空を眺めていた。



プロローグ終わり。
 次回の更新から物語の大筋へとシフトしていきます。

プロローグをまとめた記事を今度作ります。

ではまたー。 
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2010/12/02 08:49|シールド・サードⅠTB:0CM:0
 市役所から間借りしている家へ行く途中に、部活帰りであろう高校生を見つけた。胸元には姫森高校の校章がある。男女ともに黒のブレザーのごく一般的な制服だった。
 ニーズから与えられた部屋は三つ。マンションの一部屋とその両隣だ。両隣を空けておくのは作戦の基本だ。あらゆる状況をスムーズに進めることができるからだ。

それにしても、何もない部屋だな。あるのはベットと小さな机とだけだった。生活感を出すために――
「落ち着いたら、何か買わないとなー。…………本棚を買おう!」
 本はいい! 知識の宝箱だ。自分にはできない経験を主人公を通じて疑似体験できるのだから。

 トランクケースをおいて外出する。町の事は調べたが、書類上ではわからないことなんてたくさんある。姫森を知るためには自分の足で歩くしかない。
 町を全体的にみると、中心を川が横切り、それを境に東町西町があるようだ。東町には商店街や住宅街があり、丘の上には姫森高校がある。
 西町には研究機関が静かに並んでいる。その先の丘、高校とは逆のところに位置しているのが自然公園がある。落ち着いた、いい雰囲気の町だった。
 高校と川はすでに行ったので、研究所がある西町に行ってみることにした。研究所と言っても室内でする研究ばかりなので、閑静な住宅街となんら変わらなかった。いくつかコンビニを通り過ぎるとすぐに自然公園についた。

石畳の広場で町の様子を眺める。
「……」
絶景だった。
この町の全体が見渡せる。もともと山と山との間に出来た町だ。ここから姫森高校までの間に町の全てが詰まっている。
なんというか、そう――
「きれいですよね、すごく」
後ろから女の子の声がした。

続く。


何個か書いたらまとめてみようと思います。

ではまたー。 
2010/12/01 23:28|シールド・サードⅠTB:0CM:0

 目的地の姫森(ひめもり)の地に降り立つ。
 自分で勝手に調べた情報だと、昔皇太子がテロリストに襲われた時に町ぐるみで皇太子の娘を護った功績があるらしい。それからというもの、国の恩恵を受け町には工場などが一切なく、クリーンな研究機関ばかりが並んでいる。この土地はその時に現在の姫森という名がつけられたらしい。
 工場などが無く、自然が残っているおかげで、この町の空気は本当に澄んでいる。電車から降りた直後にも感じた。そのため、お金持ちがひっそりと暮らすのにいい土地だった。


 目的地に着いて早々、これから通うことになる姫森高校に顔を出し、担任教師に挨拶を済ませた。女の先生で夜見川というらしい。クラスの雰囲気を大切にしているらしい。溶け込むのには好都合のクラスだな。
 天候の手続きはニーズの方でやっているらしく、特にすることはなかった。あえて挙げるとすれば、急な転校理由を「親の都合」に変更したくらいだろうか。あながち間違いでもないだろう。

 次に役所に行って住民票をこちらに移した。本来なら移す必要はないのだが、何らかのトラブルがあった時や、緊急時の対応が迅速に進むことが多い。これは親父から教えてもらったことであり、警備・護衛研修では習わない。
 本来なら極秘作戦のはずなので名前を隠す必要があるのだが、偽ると足がつきやすいという点がある。さらに

「お前はサポートなので名前を隠す必要はない」
と、つい昨日の朝、親父から連絡があった。どうやら親父は作戦の全体指揮官になったらしいのだ。その親父が直々に言うのだから、それは命令にも等しかった。
 
2010/12/01 02:24|シールド・サードⅠTB:0CM:0
 そもそも今回の任務――と言っても俺にとっては初めての任務だが――あまりにも急すぎる。本当は民間人の俺を使っていることだってそうだし、一人の人間の護衛を国が要請するってのはどういうことだ?
情報がない。不可解な点が多すぎる。
 本部との連絡は支給された携帯電話一つだけだ。しかも定時連絡しか受け付けないと来ている。もともと持っていた携帯電話は「機密保持の為」没収された。転校前の仙川高校の関係者と連絡をとってはいけないとされた。

Needs(ニーズ)保安警備会社。警備や護衛を専門に受け持つ会社だ。俺はここの命令で動いている。
 『必要とされるあらゆる状況に対応できる者』という意味の社名らしい。会社として表記してあるが、実際は警視庁の警備課をはるかにしのぐ能力ある会社なので、今回のように国からの依頼があったりする。

 警察よりも国の信頼を得ている警備会社。そんな会社に臨時とはいえ雇われた自分に少しの恐怖を覚える。
「まぁ気にしたところで、もうどうしようもないか」
 そう、説明を受けた時からすでに、任務は始まっているのだ。 
2010/11/30 00:57|シールド・サードⅠTB:0CM:0
タイトル(仮)『シールドサード』
許可なく転載禁止! これはフィクションです。決して作者の実体験をもとに作ったものではありません。
のちのちに修正を加えていきますので、あしからず。
=========

「……」
 少ない荷物を持って電車の中で揺られていた。荷物と言っても、財布と携帯、そして組織から支給されたトランクケースが一つだけだった。

~~~~~
「今回、君を呼んだのはある重要な極秘任務の為だ」
ライトが少なく薄暗い部屋で、きっちりとした制服を着た体格の、まさしく軍人という男がはっきりと言った。
「本来、君のような部外者を作戦に関わらせるは禁止されているのは知ってると思う。だが今回は特殊な、私自身経験がないほどの重大な事態だ。上層部でも頭を抱えていたようだが、君のお父さん、宮瀬少将の提案で急遽君を作戦に登用する事になった」
 相変わらず勝手な父親だ。しかしそれでも能力的にずば抜けているのだから信頼されているし、俺自身尊敬もしている。
 おそらく今回の任務登用も「宮瀬のぼる」だからではなく、「宮瀬少将の息子さん」だからに違いない。
こんな言い方をするが、別に不満があるわけではない。それほど親父の力が大きいということだ。俺の事は後々に知ってもらえれば構わない。
「悪いが急な話なんでな、明日には転校の手続きを済ませ、明後日には対象と同学に転入したまえ」
「……はい」
 返事をしたはいいが、これは大変なことだな。明日ならクラスの仲間に別れを告げる間もないな。
あいつに、あいつに泣かれなきゃいいが……。そこまで考えて真っ先にあいつを思い浮かべるあたり、俺も気にしているなと、自己分析をする。
「本当に申し訳ないが、私は管轄外なので任務を説明することはできない。任務の詳しい内容は現地についてから聞いてくれ」
「了解しました」
~~~~~

 既に現地の学校に二名の局員が入り込んでいるらしい。彼らに話を聞けという事らしいのだが、生憎と俺は彼らの情報を渡されていない。誰が組織の人間かわからない。さらに言うなら、誰が対象の任務なのかもわからない。
これから一体どうしろって言うんだ?

 
2010/11/29 00:34|シールド・サードⅠTB:0CM:0

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